個人でも購入できるようになった湿度計センサー

湿度計センサーとは、感湿材の電気特性の変化を電気で測定し、湿度を測る器具です。

湿度が上がると電気が流れやすくなり、湿度が下がると流れにくくなることを利用して感湿剤の間に電極を挟み、電流の流れやすさと抵抗の変化で湿度を測定します。測定は数分で計算でき、湿度30パーセントから80パーセント程度まで計測可能です。多くは気象データを集めるために使用されており、人間が立ち入らないような場所でも測定しなければならないため、湿度計センサーは紫外線や風雨に強い耐久性の高い物が求められます。

データを離れた場所に送受信するための無線機能や、データを記録しておく機能、事故や災害が起きた場合の警報機能なども必要で、気象用の湿度計センサーは一般人が扱うことは稀なため、数少ないメーカーが製造するにとどまっている状況です。気象用の他にはウィルス感染による発病を防ぎたい医院の病棟や植物園の温室、食品や薬品を保管しておく倉庫の湿度管理、農作物の育苗や生育のために湿度計センサーが利用されています。

気象用の物ほど正確に湿度を測る必要は無いので、大型の施設で使用する物は多くのメーカーから販売されており、価格は2万円前後です。近年は熱中症を防ぐために介護施設にも設置されるようになり、自宅で気軽に測定できる手の平サイズの小型湿度計センサーも開発されるようになりました。個人向けの物は2千円から4千円前後で販売されており、高齢者や乳幼児のいる家庭に好評です。

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